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腓腹筋

ふくらはぎを構成する2つの筋肉のうち表層にある筋。膝関節の屈曲と足関節の底屈を同時に担う二関節筋。

ポイント

腓腹筋とは

腓腹筋(ひふくきん、英: gastrocnemius)は、ふくらはぎを構成する2つの筋肉のうち表層にある筋。内側頭と外側頭の2頭が大腿骨内側顆と外側顆から起始し、ヒラメ筋とともにアキレス腱を介して踵骨に付着する。膝関節の屈曲と足関節の底屈を同時に担う二関節筋で、歩行・走行・跳躍の推進力を生み出す。

腓腹筋の役割と臨床的意義

腓腹筋は膝関節と足関節をまたぐ二関節筋で、膝が伸展しているときほど足関節底屈時の出力が大きくなる「能動不全」の特性を持つ。歩行の最終蹴り出し(terminal stance)でアキレス腱を介して大きな推進力を生み出すため、加齢に伴う筋力低下は歩行速度の低下と転倒リスクの上昇に直結する。

腓腹筋内側頭は膝裏でベーカー嚢腫の形成に関与する解剖学的位置にあり、また腓腹筋・ヒラメ筋の柔軟性低下はアキレス腱炎・足底腱膜炎・膝痛の連鎖的な原因となることが知られている。膝痛のリハビリでは大腿四頭筋に加えてふくらはぎのストレッチも合わせて行うことで、下肢全体のアライメント改善が期待できる。

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執筆者

ひざ日和編集部

編集部

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