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ハムストリング

太もも後面にある3つの筋(半膜様筋・半腱様筋・大腿二頭筋)の総称。膝の屈曲と股関節伸展を担う。

ポイント

ハムストリングとは

ハムストリング(英: hamstring)は、太もも後面にある半膜様筋・半腱様筋・大腿二頭筋の3つの筋の総称。膝の屈曲と股関節の伸展という2つの動作を担う二関節筋で、走る・跳ぶといった動作で大きな力を発揮する。前十字靭帯(ACL)の動的サポート役を兼ね、ACL再建術では半腱様筋腱が移植腱の代表的な選択肢となる。

ハムストリングの役割と臨床的意義

ハムストリングは膝関節屈曲時のメインドライバーであるとともに、走行中の遊脚相の終わりに脛骨が前方へ飛び出すのを抑える「ACLの動的サポーター」としても重要である。柔軟性が低下すると骨盤後傾と腰痛・膝痛のリスクが高まり、また肉離れの好発筋でもあるためアスリートには定期的なストレッチと離心性収縮トレーニング(ノルディックハム等)が推奨される。

ACL再建術では半腱様筋腱と薄筋腱を組み合わせた移植腱(STG)が標準的な選択肢で、術後はハムストリング筋力の回復に12〜18ヶ月を要する。鵞足腱炎では半腱様筋・薄筋・縫工筋の付着部に炎症が起きるため、ハムストリング全体の柔軟性向上が予防と治療の柱となる。

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執筆者

ひざ日和編集部

編集部

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