McMurrayテスト
半月板損傷を評価する徒手検査。膝を屈曲位から伸展させながら回旋を加え、関節裂隙のクリック音や疼痛を確認する。
ポイント
McMurrayテストとは
McMurrayテスト(まくまれーてすと、英: McMurray test)は、半月板損傷を評価する代表的な徒手検査。患者を仰臥位とし、膝を最大屈曲位から検者が脛骨に回旋を加えながら徐々に伸展させていく。内側半月板損傷では外旋・外反位、外側半月板損傷では内旋・内反位で関節裂隙のクリック音や疼痛が誘発されれば陽性となる。感度は約60〜70%、特異度は約80〜90%。
McMurrayテストの実施手順と解釈
検者は片手で膝関節の関節裂隙を触診しながら、もう片手で足部を持って脛骨に回旋を加える。膝を屈曲・回旋させた状態から徐々に伸展させ、関節裂隙でクリック・引っかかり感・疼痛が再現されれば陽性。クリック音は半月板の断裂部が大腿骨と脛骨の間に挟まる音で、半月板損傷の特異的サインとされる。
感度が中等度なため、陰性でも半月板損傷を否定できないことに注意が必要である。Apleyテスト・Thessalyテストといった他の半月板テストや関節裂隙の圧痛と組み合わせて総合評価することで診断精度が向上する。確定診断にはMRIが必要だが、徒手検査陽性は診断の方向性を絞り込む有力な手がかりとなる。
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執筆者
ひざ日和編集部
編集部
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