用語集トップへ

膝の熱感

膝関節周囲が熱を持つ症状。関節内で炎症が起きていることを示す重要な所見で、感染症の可能性も考慮する必要がある。

ポイント

膝の熱感とは

膝の熱感(ねっかん、英: knee warmth)は、膝関節周囲の皮膚が触ると熱を持っている症状。関節内で炎症が起きて血流が増加していることを反映する。変形性膝関節症の急性増悪・関節リウマチ・痛風発作・化膿性関節炎などで認められ、特に化膿性関節炎は緊急性が高いため迅速な鑑別が必要となる。

熱感の原因と対応

軽度の熱感は変形性膝関節症の急性増悪や軽い滑膜炎で日常的に認められ、安静と消炎で軽快することが多い。一方、強い熱感に発赤・激しい痛み・発熱・全身倦怠感を伴う場合は、化膿性関節炎を疑って24時間以内の救急受診が必要である。化膿性関節炎は治療開始の遅れが関節破壊を招くため、迅速な関節液検査と抗菌薬投与が予後を決める。

痛風発作も熱感と発赤を伴う急性炎症の代表で、特に深夜から早朝に突然激痛で発症することが多い。関節液検査で尿酸結晶を確認できれば確定診断となり、コルヒチンやNSAIDsで早期に治療を開始する。リウマチ性疾患では複数関節の対称性熱感が特徴で、血液検査と全身評価を組み合わせた診断が重要となる。

関連項目・記事

執筆者

ひざ日和編集部

編集部

膝の健康に関する情報を発信。医学的な根拠と専門家の知見をもとに、膝の痛みや不調に悩む方に役立つ情報をお届けしています。