階段昇降時の膝痛
階段の昇り降りで膝が痛む症状。膝蓋大腿関節症・変形性膝関節症で典型的にみられる症状。
ポイント
階段昇降時の膝痛とは
階段昇降時の膝痛(かいだんしょうこうじのひざつう、英: stair climbing pain)は、階段の昇り降りで膝が痛む症状。膝蓋大腿関節(膝蓋骨と大腿骨の間の関節)への荷重が体重の3〜7倍に達するため、この関節の摩耗や炎症があると顕著な痛みとして現れる。膝蓋大腿関節症・変形性膝関節症・腸脛靭帯炎・ジャンパーズニーで典型的にみられる症状である。
階段昇降痛の機序と対応
階段の下りは登りよりも負荷が大きく、特に膝蓋大腿関節への圧縮力は体重の7倍に達する。下りで痛む人は膝蓋大腿関節障害の可能性が高く、登りで痛む人は内側コンパートメントの摩耗や大腿四頭筋筋力低下の可能性が高い。下り階段では一段ずつ「両足揃え」で降りる工夫や、後ろ向きに降りる方法で痛みを軽減できることがある。
大腿四頭筋(特に内側広筋)の強化が階段昇降痛の改善に最も効果的で、ハーフスクワット・サイドステップ・ステップアップエクササイズなどが推奨される。エレベーターやエスカレーターの利用は短期的には痛みを避けられるが、長期的には筋力低下を招くため、無理のない範囲で階段使用を続けることが望ましい。手すりの使用と無理のないペース配分で安全に運動量を確保する工夫が重要である。
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執筆者
ひざ日和編集部
編集部
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