UKA(人工膝関節片側置換術)
変形性膝関節症で片側の関節面のみを人工関節に置き換える手術。TKAより低侵襲で正常な解剖を温存できる。
ポイント
UKAとは
UKA(ゆーけーえー、英: unicompartmental knee arthroplasty、人工膝関節片側置換術)は、変形性膝関節症の摩耗が膝の片側(多くは内側)に限局している場合に、その部分のみを人工関節に置き換える低侵襲手術。TKAと比較して骨切除量が少なく、靭帯と他の関節面を温存できるため、術後の自然な膝の動きが得られやすい。手術時間と入院期間も短縮できる。
UKAの適応と特徴
UKAの典型的な適応は内側型変形性膝関節症で、ACLが温存され、屈曲拘縮が少なく、内反変形が10度以下の症例。膝蓋大腿関節の摩耗がない、外側コンパートメントが健常、関節リウマチや感染歴がないといった条件を満たす必要がある。患者の活動性が高く、若年〜中年の単側摩耗症例で特に良い適応となる。
術後早期は階段昇降や日常動作の回復が早く、入院期間も1〜2週間程度。インプラント生存率は10年で90〜95%と良好で、TKAと同等のレベルにまで近づいている。長期的に他のコンパートメントの摩耗が進行した場合はTKAへの転換手術が可能で、これも患者にとっての選択肢となる。手術件数は専門医の習熟度に依存するため、UKAを多く手がける施設での治療が予後を左右する。
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執筆者
ひざ日和編集部
編集部
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