エラスチン
弾性線維の主成分タンパク質。コラーゲンと共に組織の柔軟性を維持する素材として近年サプリメント化が進む。
エラスチンとは
エラスチン(英: elastin)は、弾性線維の主成分となるタンパク質。コラーゲンと共に組織の柔軟性を維持し、特に動脈・肺・皮膚・靭帯で豊富に存在する。経口サプリメントとしては、低分子化されたエラスチンペプチドが1日75mg程度で皮膚弾力性・血管しなやかさの維持機能として機能性表示食品で届出される。エビデンスレベルC(小規模試験)。
目次
エラスチンの概要
エラスチンは細胞外マトリックスの主要構造タンパク質で、伸展と復元を担う。コラーゲンが「強さ」を、エラスチンが「しなやかさ」を提供する関係である。サプリメント原料としては魚由来(マグロ・カツオ大動脈球抽出)が主流で、酵素処理によりペプチド化されている。日本独自のサプリメント素材として研究と商品化が進んでいる。
関節領域での直接的なエビデンスは限定的だが、靭帯・関節包の弾性線維維持に寄与する可能性が示唆される。皮膚弾力性・血管柔軟性の領域で機能性表示食品の届出が複数あり、関連サプリメントとして年配層に支持される。
エラスチンの作用機序
経口エラスチンペプチドは消化管でアミノ酸とジペプチドに分解吸収される。一部のジペプチド(特にバリル-グリシン、プロリル-グリシン)は分解されずに血中に入り、結合組織の線維芽細胞のエラスチン合成を促進すると報告されている。コラーゲンペプチドと類似の作用機序を持つ「素材補給型」サプリメントである。
推奨される摂取量と方法
機能性表示食品の標準用量は1日75mg。継続期間は3〜6ヶ月で効果実感が出始める。安全性は高く副作用報告はほぼない。マグロ・カツオ由来のため魚アレルギー保有者は原料を確認する必要がある。
他成分との違い・併用
コラーゲンペプチドと併用することでコラーゲン+エラスチンの両軸で結合組織にアプローチできる。市場ではコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を組み合わせた複合美容+関節サプリが普及している。
よくある質問
Q関節への効果は?
靭帯・関節包の弾性維持への寄与が期待されますが、関節領域の直接エビデンスは限定的です。
Q効果実感までの期間は?
3〜6ヶ月の継続が目安です。
Q原料は?
マグロ・カツオ大動脈球由来が主流です。
Q副作用は?
安全性は高く副作用報告はほぼありません。
Qコラーゲンと併用すべき?
併用で結合組織の両側面(強さ・しなやかさ)にアプローチできます。
エラスチン配合サプリは?
ランキングを見る参考文献
- [1]
- [2]
- [3]
- [4]
- [5]
- [6]
関連項目・記事
執筆者
ひざ日和編集部
編集部
膝の健康に関する情報を発信。医学的な根拠と専門家の知見をもとに、膝の痛みや不調に悩む方に役立つ情報をお届けしています。