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関節鏡視下手術

関節鏡を用いた低侵襲手術。半月板縫合・部分切除、ACL再建、遊離体摘出など膝関節内の処置に広く用いられる。

ポイント

関節鏡視下手術とは

関節鏡視下手術(かんせつきょうしかしゅじゅつ、英: arthroscopic surgery)は、関節鏡を用いて関節内を直接観察しながら行う低侵襲手術。膝関節では半月板縫合・部分切除、ACL再建、遊離体摘出、滑膜切除、軟骨損傷の処置などが標準的に行われる。皮膚切開は5〜10mmの数カ所だけで、術後の回復が早く入院期間も短いという利点がある。

関節鏡視下手術の利点と適応

関節鏡視下手術は従来の切開手術と比較して(1)創部が小さい、(2)術後痛が少ない、(3)入院期間が短い、(4)スポーツ復帰が早い、というメリットがある。一方で、関節鏡では到達できない病変や、骨切除を要する複雑な手術には不向きで、適応を見極めることが重要となる。整形外科医の中でも関節鏡技術を専門とする医師による手術が、合併症リスクを最小化するために推奨される。

変形性膝関節症に対する関節鏡視下デブリードマンは、過去には広く行われたが、近年のRCTで偽手術と効果差がないと示されたため、適応はかなり狭まっている。現在は明確な構造異常(半月板損傷・遊離体・ACL損傷等)に対する手術が主体である。手術前のMRIによる病変の正確な把握が、適応判断と手術計画の鍵となる。

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執筆者

ひざ日和編集部

編集部

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