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giving way(膝崩れ)

歩行や階段昇降時に膝が突然抜ける感覚。前十字靭帯損傷や半月板損傷で典型的にみられる症状。

ポイント

giving way(膝崩れ)とは

giving way(ぎびんぐうぇい、膝崩れ・膝が抜ける感覚)は、歩行・階段昇降・方向転換などで膝が突然支えを失う感覚。前十字靭帯(ACL)損傷の慢性期にもっとも特徴的な症状で、ピボットシフト陽性の動的不安定性を反映する。半月板損傷・大腿四頭筋筋力低下・膝蓋骨亜脱臼でも起こりうる。

giving wayの原因と対応

giving wayの最も典型的な原因は慢性ACL機能不全で、脛骨の前方亜脱臼が突然起きて元に戻る現象が患者にとって「膝が抜ける」感覚として認識される。半月板の不安定な断裂・大腿四頭筋筋力低下・膝蓋骨亜脱臼・神経筋制御の障害なども原因となるため、丁寧な問診と徒手検査で原因を絞り込む。

ACL機能不全のgiving wayは活動性の高い人ほど反復しやすく、半月板や軟骨の二次的損傷リスクを高める。装具療法と大腿四頭筋・ハムストリングの強化で症状を軽減できる場合もあるが、根本的にはACL再建術が必要となるケースが多い。giving wayを繰り返している人は早期の専門医受診が推奨される。生活上の転倒リスクも考慮した治療方針の選択が重要となる。

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執筆者

ひざ日和編集部

編集部

膝の健康に関する情報を発信。医学的な根拠と専門家の知見をもとに、膝の痛みや不調に悩む方に役立つ情報をお届けしています。