骨幹端
長管骨の骨幹(中央部)と骨端(関節側の端)の間にある領域。成長期には骨端線があり骨の長軸成長を担う。
ポイント
骨幹端とは
骨幹端(こっかんたん、英: metaphysis)は、長管骨の骨幹(中央部)と骨端(関節側の端)の間にある領域。成長期には骨端線(成長板、growth plate)があり、軟骨内骨化により骨の長軸成長を担う。膝関節周囲では大腿骨遠位骨幹端と脛骨近位骨幹端が膝関節の発達に重要で、成長期の障害は脚長差や角度変形の原因となる。
骨幹端と成長期の膝障害
骨幹端は血流が豊富で代謝活動が活発なため、成長期には骨肉腫の好発部位となる。膝関節周囲は人体で最も骨肉腫が発生しやすい部位で、思春期の持続する膝痛・夜間痛・腫脹は専門医による精査が必要である。X線で骨幹端の骨破壊像や周囲の骨膜反応を認めれば、即座にMRIや組織生検へ進む必要がある。
成長期の脛骨粗面(脛骨骨幹端の隆起部)に膝蓋腱が引っ張る力が繰り返しかかると、オスグッド・シュラッター病(成長期の膝蓋腱付着部炎)を発症する。10〜15歳のジャンプ動作の多いスポーツ選手で多発し、保存療法(活動量調整・ストレッチ・装具療法)で軽快することが多い。骨幹端の構造的特性が小児・思春期の膝障害の発症メカニズムを理解する鍵となる。
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執筆者
ひざ日和編集部
編集部
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