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骨切り術

骨を切って配列を矯正する手術の総称。変形性膝関節症ではHTO・DFOなどで荷重分布を変えて関節を温存する。

ポイント

骨切り術とは

骨切り術(こつきりじゅつ、英: osteotomy)は、骨を意図的に切離してアライメントを矯正する手術の総称。膝関節領域では高位脛骨骨切り術(HTO)と大腿骨遠位骨切り術(DFO)が代表的で、変形性膝関節症の片側コンパートメント摩耗例で内反・外反変形を修正することにより、荷重を健常側へ移して関節温存を狙う。比較的若年で活動性の高い患者に選択される。

膝の骨切り術の種類と意義

HTO(高位脛骨骨切り術)は内側型OAでO脚を矯正する代表的な術式。DFO(大腿骨遠位骨切り術)は外側型OAでX脚を矯正する。いずれも自分の膝関節を温存できるため、TKAより活動性の高い生活が可能で、肉体労働やスポーツへの復帰に有利。脚長への影響が少なく、将来TKAへの転換手術もスムーズに行える利点がある。

骨切り術の適応はKL Grade I〜III・年齢45〜65歳・ACL機能温存・関節可動域良好・BMI 30未満などの条件を満たす症例で、慎重な術前評価が予後を決める。手術時間は1.5〜2.5時間、術後は6週間の松葉杖部分荷重・3〜4ヶ月で完全荷重・スポーツ復帰は6ヶ月〜1年が標準。プレート固定の進歩で固定強度が向上し、近年は早期荷重プロトコルも普及している。

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執筆者

ひざ日和編集部

編集部

膝の健康に関する情報を発信。医学的な根拠と専門家の知見をもとに、膝の痛みや不調に悩む方に役立つ情報をお届けしています。