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WOMAC

変形性膝・股関節症の症状を疼痛・こわばり・身体機能の3軸で評価する標準的な患者報告アウトカム尺度。

ポイント

WOMACとは

WOMAC(うぉまっく、英: Western Ontario and McMaster Universities Osteoarthritis Index)は、変形性膝・股関節症の症状を疼痛(5項目)・こわばり(2項目)・身体機能(17項目)の合計24項目で評価する標準的な患者報告アウトカム尺度。1988年に開発され、過去30年以上にわたり変形性関節症の臨床研究で最も広く使われてきた指標である。

WOMACの特徴と活用

WOMACは元来5段階のリッカート尺度(none/mild/moderate/severe/extreme)で評価する形式で、合計スコアが高いほど症状が重度であることを示す。10cm視覚的アナログ尺度(VAS)版や数値評価尺度(NRS)版もあり、研究目的に応じて使い分けられる。日本語版は信頼性が確立し、人工膝関節置換術や保存療法の効果判定で標準的に用いられる。

WOMACのMCID(最小臨床的重要差)は痛みサブスケールで約2点(VAS 100mmスケール)、機能サブスケールで約6点とされる。サプリメントや薬剤の臨床試験でも主要評価指標として頻繁に採用されるため、グルコサミンやヒアルロン酸注射のエビデンスを読む際にはWOMACスコアの変化が判断材料となる。KOOS質問票からも算出できる相互運用性が活用の幅を広げている。

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執筆者

ひざ日和編集部

編集部

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