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CT

X線で撮影した複数の断面画像を再構成する検査。骨折の細部や複雑な骨病変を3次元的に評価できる。

ポイント

CT検査とは

CT(しーてぃー、英: computed tomography)は、X線を多方向から照射して取得した断面画像をコンピュータで再構成する検査。骨の細部構造を立体的に評価でき、複雑な骨折・骨腫瘍・変形性関節症の手術計画に不可欠なツールである。膝関節周囲の骨構造を3次元再構成(3D-CT)すると、視覚的に分かりやすい立体画像として把握できる。

膝CTの活用場面

膝CTは脛骨プラトー骨折のような関節内骨折で骨片の位置や陥没の程度を正確に把握するために用いられる。X線では平面的にしか見えない複雑な骨折も、CTでは関節面のずれをミリ単位で評価でき、術前計画の精度を大きく高める。人工膝関節置換術や高位脛骨骨切り術では、術前CTから個別のテンプレートやサージカルガイドを作成する技術も普及している。

CTは骨評価には優れるが、半月板・靭帯・軟骨といった軟部組織の評価は限定的で、これらの病変ではMRIが優先される。被曝量はX線単純撮影の数十倍に達するため、適応を慎重に検討する必要がある。造影CTは骨腫瘍や血管病変の評価に有用だが、ヨード造影剤のアレルギーや腎機能への影響に注意する。

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執筆者

ひざ日和編集部

編集部

膝の健康に関する情報を発信。医学的な根拠と専門家の知見をもとに、膝の痛みや不調に悩む方に役立つ情報をお届けしています。