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外側側副靭帯

膝関節の外側で大腿骨と腓骨を結ぶ靭帯。膝が内側に閉じる動き(内反)を制御する。MCLより損傷頻度は低い。

ポイント

外側側副靭帯とは

外側側副靭帯(がいそくそくふくじんたい、英: lateral collateral ligament、LCL)は、膝関節の外側で大腿骨外顆と腓骨頭を結ぶ細い円柱状の靭帯。膝が内側に閉じる動き(内反)を制御する役割を担う。MCL(内側側副靭帯)より損傷頻度は低いが、後外側支持機構の一部として複合損傷を起こすと膝の不安定性が長期化しやすい。

外側側副靭帯の役割と損傷

外側側副靭帯はMCLと異なり関節包と離れて独立した位置に存在し、膝の屈曲伸展に伴って腱鞘内を滑動する。腓骨頭の上端に付着するため、損傷すると腓骨神経麻痺を合併することがあり注意が必要である。受傷機転は膝の外側からの直接外力(バイク事故等)や、ジャンプ着地での内反強制が代表的だが、単独損傷は比較的まれで、後十字靭帯や後外側支持機構の損傷を伴うケースが多い。

診断は内反ストレステストとMRIで行う。完全断裂や後外側不安定性を伴う複合損傷では靭帯再建術が検討され、単純なGrade I・II損傷では装具固定と段階的リハビリで保存治療する。後外側支持機構の損傷を見落とすと靭帯再建術後の再断裂リスクが高まるため、専門医による精査が推奨される。

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執筆者

ひざ日和編集部

編集部

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