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可動域制限

膝関節を屈伸できる範囲が狭くなる状態。変形性膝関節症・関節拘縮・滑液貯留などで生じる。

ポイント

可動域制限とは

可動域制限(かどういきせいげん、英: range of motion limitation)は、膝関節を曲げ伸ばしできる角度が正常範囲(屈曲約140度・伸展0度)よりも狭くなる状態。変形性膝関節症の進行・関節拘縮・関節水腫・骨棘の干渉・筋短縮など多様な原因で生じる。日常生活では正座・しゃがみ込み・階段昇降が困難となり、QOLに大きく影響する。

可動域制限の原因と治療

原因は構造的(骨棘・骨性変形・人工関節・関節癒着)と機能的(筋短縮・関節包の硬さ・水腫)に大別される。構造的制限は手術介入が必要となるケースが多く、機能的制限はリハビリテーションで改善が期待できる。手術後の関節拘縮は早期離床と積極的なROM訓練が予防の鍵で、屈曲90度以下になると日常生活に大きな支障が出る。

変形性膝関節症の進行では特に屈曲制限と伸展制限の両方が出現する。リハビリでは持続的他動運動(CPM)・徒手療法・大腿四頭筋とハムストリングのストレッチが標準的なアプローチ。可動域は失われやすく取り戻しにくい性質を持つため、慢性膝痛で長期間動かしていない人は早期にリハビリ介入を始めることが推奨される。

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執筆者

ひざ日和編集部

編集部

膝の健康に関する情報を発信。医学的な根拠と専門家の知見をもとに、膝の痛みや不調に悩む方に役立つ情報をお届けしています。